東南アジアビジネスで成功するための価格戦略5つのアイデア

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東南アジアでビジネス展開する企業が、シェアを獲得していくために重要なのが価格戦略です。価格戦略がしっかりしていないと、どんなに良い商品であってもシェアを獲得することが難しくなります。今回は、東南アジアビジネスで成功するために重要な、ターゲットする層に合わせた価格に調整するための5つのアイデアについて解説いたします。

東南アジアビジネスで成功するための価格戦略5つのアイデア

例えば、日本で100円のチョコレートをインドネシアへ輸出したとします。輸送コストと、関税などの諸費用がかかり、120円で販売したとします。現地の庶民からすると、120円というのは1回分の食費です。庶民が屋台で食事をするときの値段とチョコレート1つが同じ価格ということになります。これでは人口の最も多い層へ販売することが難しくなります。チョコレートのような商品は大量に売らなくては利益がとれません。つまり、価格のミスマッチが起きているということです。

次に、工業製品について考えて見ましょう。例えば、日本で販売している製品をそのまま持ってくるとします。日本で最も売れている自信のある製品です。東南アジアでのライバルは欧米、中国、韓国、そしてローカルの企業です。そして、直面するのが価格競争です。中国や韓国企業はとにかく、価格が安いです。日本の1/3や1/5で売られていることもあります。これでは、いくら日本の製品が高品質であっても、最終的には中国や韓国企業が選ばれてしまいます。欧米企業についても、アジア地域からの製造拠点から供給されている場合は、価格も現地レベルに最適化されています。このような状況で何も対策をしなければ、勝ち目はありません。

この2つのような事例は、とても多くの中小企業が直面する課題です。もちろん、そのままの価格と仕様であっても購入できる層だけをターゲットに考えるという方法もあります。しかし、場合によってはちょっとした努力によって、現地の価格帯に合わせることができる商品もあります。次の5つのアイデアで、あなたの商品の価格をターゲットが購入できる価格帯にできるのか、ぜひ考えてみてください。

価格を東南アジア市場にあわせるための5つのアイデア

1. 量を少なくする

東南アジアやインドで成功している日用品メーカーは、量を減らして小分けにすることによって、ターゲットする層が購入できる価格にしています。あなたの商品も、簡素で小さなパッケージに小分けすることによって、販売価格をターゲットに合わせられないかどうか検討する方法です。

2.スペックを落とす

例えば、工業製品であればスペックを下げることによってターゲットする価格体に合わせるという方法です。東南アジアでは、日本の工業製品がオーバースペックであることがほとんどです。スペックを落として、ターゲットする層が購入できる価格帯にできないか検討する方法です。

3. 基礎部分以外すべてオプションにする

どうしても必要な部分だけに絞りこんで、従来日本の市場では標準装備だった機能をすべてオプションにするという方法です。はじめは必要最低限の機能だけ満たす状態で購入してもらい、少しずつオプションをたしていくという方法です。

4. 最低限の機能だけの商品をつくる

逆に、必要最低限の機能だけを持った商品をつくるという考え方です。国内の標準商品を、東南アジアでは上級商品と位置付け、最低限の機能だけの商品を東南アジア市場での標準品とする方法です。

5. 現地調達できる部材を検討する

製品の一部を、現地調達するという方法です。現地に提携工場を見つけ、現地調達した部材を提携工場で組み立てます。国によって税制が違いますが、完成品として輸入した場合と、部品として輸入した場合の関税差が大きな国ではとても有効な手段です。また、現地に簡単な組み立て工場を作ることによって、税制上の大きなベネフィトを受けられる国もあります。

まとめ

今回紹介しましたアイデアは5つだけですが、できることはまだまだあります。大切なことは現地のターゲットが購入できる価格帯にするという事です。日本市場のことをガラパゴス化と表現する人がいるくらい、日本市場は他と違います。Made in Japanが人気だからといって、それに頼ってはいけません。価格戦略はとても大切です。くれぐれも日本で販売している商品をそのまま持っていくという安易な考えは止めるべきです。できるだけたくさんのアイデアを出して、実行可能な方法がないかどうか検討してみましょう。

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