海外販売店のために小売価格を決める方法

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海外の販売店向けに販売価格のガイドラインを決めるには判断基準が必要です。しかし、はじめて海外へ進出しようとしている中小企業にとってこれは簡単ではありません。プロの為替ディーラーであっても為替の動きを100%当てることはできません。そうであっても、しっかりと準備をすることによってリスクを最小限にすることはできます。今回は、これから海外に進出したい企業の経営者のために、著者が中小企業で実践してきたいくつかの方法を紹介いたします。

海外販売店のために小売価格を決める方法

販売店の役割は、あなたから商品を輸入して再販することです。そしてその再販価格をいくらにするかは、販売店が決める権利を持っています。しかし、ガイドラインとしての定価は供給者であるあなたが決めるべきです。その理由については「なぜ海外向けの価格戦略が必要なのか?」で解説しました。それでは、海外販売店のために小売価格(定価)を決める方法を紹介します。

ライバルの販売価格をリサーチ

これは当たり前のことですが、直接競合する商品の定価を調べます。この作業は現地のリサーチ会社を使えば、簡単に調べることができます。お金をかけない方法として意外に盲点なのが、海外の販売店に直接電話して聞くというシンプルな方法です。私が良く使った方法として、電話して聞くという方法です。定価だけなら電話1本で確認することができます。これなら英語ができなくても、英会話ができるアルバイトにお願いすれば簡単にできます。

グローバル企業の販売価格を比較する

世界中に商品を販売しているグローバル企業の価格を比較するという方法です。これは競合している商品を比較するという意味ではありません。例えば「GAP」というアメリカのカジュアルウェアを販売するグローバルブランドを調べるとします。同じようなシャツでも日本、アメリカ、フランスで定価が違います。例えば、日本で7,800円、アメリカUSD49-、フランスがEURO68-。このように同じような商品でも定価が違っています。私たちが知るべきなのは、その比率です。グローバル企業は、徹底的に為替について研究しています。ですから、彼らが決めた各国の販売価格の比率をそのまま自分のビジネスに転用すれば良いのです。これを調べるコツは、1社だけで終わらせないことです。少なくとも5~7くらいの企業を調べます。そして、少なくとも3つの地域で比較すると良いです。私の場合は東京、カリフォルニア、パリで比較していました。

ホテルの価格を比較する

ホテルは星の数でグレードが決まります。星の数が同じホテルを3か国で比較します。例えば5つ星のホテルを比較します。次に3星のホテルを比較します。これによって宿泊費が高騰しているか、大都市の割に安いかどうか判断ができます。例えば、モスクワやドバイのホテルが急騰したことがありました。このような時には景気が過熱していますので、定価を他の国よりも高めに設定するという判断ができます。宿泊費はインターネットを使えば簡単に調べることができます。もし、現地へ行くチャンスがあるのであれば、地元の人に宿泊費が過去5年でどのように推移しているか聞けばとてもよくわかります。

不動産業者に聞いてみる

不動産屋は世界中どこへ行ってもあります。不動産価格を比較するには、ちょっと知識が必要です。もっと簡単な方法として、現地の不動産業者に「事務所設立を検討しているので物件を見せてほしい」と伝えます。そうすれば不動産価格の推移や、どんな企業が進出してきているか、最近どんなことが起きているのか、教えてくれます。しかもお金はかかりません。

ファストフードやカフェの価格を比較する

マクドナルドやスターバックスコーヒーなど世界中どこへ行ってもあるチェーン店の価格を比較します。これも基準としてとても分かりやすく数字に出ていきます。

いかがでしょうか?
どれもお金をかけずにできることばかりです。
グローバル企業がリサーチした結果を活用すれば、
大きな失敗は避けることができるはずです。
必ず1つのだけではなく、3つ以上の方法で比較してみることをオススメします。

まとめ
小売り価格を決める5つの方法
1.ライバルの販売価格をリサーチ
2.グローバル企業の販売価格を比較する
3.ホテルの価格を比較する
4.不動産業者に聞いてみる
5.ファストフードやカフェの価格を比較する

価格戦略はとても重要です。
ぜひあなたなりの比較基準を確立して、
海外向けの小売価格を決めていきましょう。

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